2014年10月2日木曜日

バラライカ奏者 北川翔さんディナーショーを開催します!(2014年11月9日)

私たち愛知の会では、普段ロシアに馴染みのない方でもロシアの文化・雰囲気に触れていただけるようなディナーショーを毎年秋に企画・開催しています。

今年のゲストは

日本を代表するバラライカ奏者 北川翔さん です!

バラライカとはロシアの民族楽器で、三角形のギターのような形をした弦楽器です。名前は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

秋の夜に響くバラライカの調べと美味しいディナーを楽しむショーです。

お問合せは
日ロ愛知の会ホームページの「お問合せ」コーナー http://nichiroaichi.org/
もしくは 電話/FAX 052-411-9906 メールは nichiroaichinokai@yahoo.co.jp
よりお願い致します。


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バラライカ奏者 北川翔さん ディナーショー

2014年11月9日(日) 名古屋国際ホテル2階 国際ホール

15:00 受付開始
16:00 ショータイム
17:30 ディナータイム

シングルチケット 15,000円 / ペアチケット 25,000円
★テーブル指定席
★フリードリンク付き

♪紹介チラシ


♪演奏者の紹介♪

北川 翔 きたがわしょう (バラライカ)

全国各地での公演や、テレビ朝日「徹子の部屋」、NHK「名曲探偵アマデウス」、TBS「はなまるマーケット」、文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」など、TV、ラジオ、新聞等にたびたび登場し、日本でのロシア民族楽器普及の為、幅広く活動している。ロシアの音楽を、祖父、父、子と三代にわたり継承する稀有な環境ばかりでなく、その豊かな音楽性とテクニックは、本場でも高い評価を
得、日本はもちろん、世界から注目される、新進気鋭のバラライカ奏者である。


大田智美 おおたともみ (アコーディオン)

2009年フォルクヴァンク音楽大学ソリストコースを首席で卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。御喜美江氏に師事。第二回JAA国際アコーディオン・コンクール上級の部、第3位入賞。現在、ソロや室内楽、新曲初演、オーケストラとの共演等、日本をはじめヨーロッパやアリカなど国内外各地で演奏活動を行っている。

第15回ロシアンサロンへのご参加ありがとうございました

第15回ロシアンサロンが824()東生涯学習センターにて開催されました。

2013年夏から1年間、ロシア・クラスノヤルスクにあるシベリア連邦大学へ留学された猪狩春樹さんをお招きし、クラスノヤルスクの生活や大学での様子などをお話しいただきました。

当日の内容をこちらのホームページ用として猪狩さんに書いていただきましたので、全文を掲載します。


猪狩春樹(イガリハルキ)さん
1991年、愛知県豊橋市生まれ。2011年、愛知県立大学外国語学部国際関係学科に入学。
第二外国語でロシア語を選択。2013年夏から約一年間大学を休学し、シベリア連邦大学に交換留学生としてクラスノヤルスクに滞在。 



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クラスノヤルスクに留学して
愛知県立大学外国語学部国際関係学科3年 猪狩春樹

2013818日から2014年7月17日まで、ロシアのクラスノヤルスクに留学した。私は特別ロシアに思い入れがあるわけでもなく、父が仕事の関係で極東のウラジオストックへ度々行き来していたので、なんとなく親近感があって、2011年春、愛知県立大学に入学した時に第二外国語でロシア語を選択した。もちろんその時はロシアに留学することなんて露ほども考えていなかった。その一年半後に愛知県立大学とクラスノヤルスクのシベリア連邦大学がお互いの協定校になることが決まり相互交流促進のために、留学の枠が設けられた。愛知県立大学のロシア語の履修者は少なく、ましてや留学の意欲に燃えるものは皆無に等しかったなかで、ロシアへの長期留学の話が私のところに舞い込んできた。最初は思いがけもしないことだったし、相当に悩んだりもしたが、費用や両親の意向などでの障害は特になく、なにより条件がとてもよかったのでいかなくては損だと思って行くことにした。

クラスノヤルスクで勉強し始めて、何よりも不安だったことは、自分のロシア語の実力不足だった。毎日ロシア語の授業を本国で受けてきた中国の留学生のあまりのレベルの差に最初はとても苦しい思いをした。授業中で先生の言うことがわからず、質問したくてもこちらの意図は伝わらず授業を毎回渋滞させてしまう、いったい何のためにシベリアまで来て勉強しているのか意味を見失ったように思えた。背伸びをしてもしょうがないので、自分でできるだけのことをし、予習と復習に手抜かりがないようにして毎回授業に臨んだ。決して楽ではなかったけれど、一日中ロシア語の勉強だけをすることができるというのは別の側面から見ればとても恵まれた学習環境であり、この機会を大事にしようと次第に思えてきた。夏はまったくわからなかった先生の話も雪が溶け春が訪れるころには少しずつ理解できるようになっていった。それから後は時が経つのが早かった。

ロシアにいて日本との違いを感じることもしばしばあった。ロシアの人たちは時間の対していい加減であったり、公共機関をまったく信用していなかったり、お金の使い方が豪快であったり、水や電気がすぐに止まったり、日本の視点から見ると驚くような違いにいつも注目せざるを得なかった。またそこから自国の文化と比較することによって、ロシアの人たちの深層にある価値観を観察することができたように思えた。

当日のサロンの様子
 日本に帰ってきてみると、「危険」とか「寒い」など日本でのロシアのイメージは画一的だと感じた。もちろん私がたかだか一年あまりで経験したことはロシアのほんの一部に過ぎない。そこからロシアのことを一般化してはならないことはよく分かっている。まだまだ知らないことはいっぱいあると思いつつ、留学を通して知れたこともたくさんあったのだということは帰国してから初めて感じたことである。これから私がどのように身を振るかはまったく検討もしていないけど、何らかの形でこの留学の経験が今後の自分の未来の土台になればいいかなと考えている。